• HOME
  • PROFILE
  • WORKS
  • Blog
2018.06.13 13:03

建築の死後の儀式について

 今日は、建築の看取り方について、書いていきます。 もともと、建築は生物のような存在なのではという問いをしてきました。そこで、ひとつ疑問があります。なぜ人間は他界するとお葬式というイニシエーションをするのに、建築は使用されなくなると解体・破壊されてしまうのか、ということについてで...

2018.05.30 22:31

救急救命センターにて、人間とは。

現在、私は研修医としてさまざまな科をローテーションしているが、今は救急救命科をまわっている。救急救命センターには、超重症患者が運ばれてくる。超がつくといえば、超自然。超自然と聞くと何かオカルト的な要素を感じる。超重症患者もそんなオカルト的な要素を感じてしまうのは僕だけだろうか。い...

2018.05.10 12:28

建築の有機的音楽

ぶーんぶーんぶーん。ガタガタガタ。ガタガタガタ。ごーーごーー。ごーーごーー。換気扇の音は、建築の恒常性を保つ機能があるんじゃないかと思ってしまう。もし、クーラーの音がなければ、2001年宇宙の旅という映画に出てくる宇宙艦の中にいることになる。ならばクーラーや扇風機の音は、正常な波...

2018.04.29 13:43

精神科医はそれぞれにコンセプトを持っているかどうかについての考察

 精神科医は、思想家またはアーティストと同等のような感覚がある。なぜかと言えば、そもそも精神障害の定義すらもふわふわしているからである。たしかに、基本的な類型の診断は可能であるが、ある患者を100%疑いなく統合失調症であると言える精神科医はいないはずである。現時代の中で自明性が喪...

2018.04.22 08:52

建築は性別を持ち得るか

人間には男と女、2つの性別がある。履歴書を書くとき、このどちらかを選ぶ。建築にも男と女で分けられるのだろうか。最近、性同一性障害や同性愛が話題になることはよくある。男と女の違いはどこで判断するものだろうか。ホルモンや発生など生物学的側面や、表出された外面的側面、性格や思考、認知な...

2018.04.18 11:17

エポケー

フッサールの現象学で、超越論的還元がある。エポケー”判断停止”。ある人の動作を観察すると、その人はこういうことをしたいのではと考えてしまいます。そこをぐっとこらえて解釈せずに、その動作をありのままに受け入れてみます。その判断をしないことが、エポケーなのでしょうか。すると、その動作...

2018.04.14 08:23

建築人間化補完計画

私は、6年間医学部医学科で、生物学、生命科学、人体生理学、解剖学、病理学、身体医学を学び、その後某精神科病院で研修医として精神医学の道に進んでいる。これらは建築を人間化し補完するためのステップである。建築と人間には共通点がある。水回りと血管循環系、電気回りと神経伝達系、空気回りと...

Copyright © 2025 Retro Virus.

Powered byAmebaOwnd無料でホームページをつくろう